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多くの庶民が感じる日本政治への素朴な疑問 -その7-

2026/09/29 08:00 公開

2026年高市首相の国連総会一般討論演説
2026年高市首相の国連総会一般討論演説

 これは今年開かれた国連総会において、日本の高市首相が登壇された一般討論演説の一幕です。📹

 昨年はこの壇上に、石破前首相が立たれたことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。🎤

 ところで討論演説と聞くと、世界中の代表同士で激しい議論が行われるものとつい想像してしまいがちですけど、本来の目的は各国の代表者が分け隔てなく順番に、自国が重視している政策などの提言を執り行う場として毎年開催されているものです。🎃

 今年は日本の高市首相がこの壇上に立ち、今般緊迫化している中東情勢を問題視した発言があり、湾岸諸国への社会経済とエネルギー安定供給の強靭(きょうじん)化に向けた、協力・支援の意思をこの場で初めて言及されていました。💪

 またこれは単に湾岸諸国のためだけでなく、中東にエネルギー依存している他の多くの国々に対しても平等に、これまで通りの安全性を確保するという思念も込められているように感じ取ることができます。💖

 かく言う日本もその一つであることは確かなのですけど、自国のみならず他国にエネルギーを依存せざるを得ない国や地域とも、差別なく公平・平等であるべきとの主張には、日本人女性らしい淑(しと)やかさも垣間見えたようでした。💞

高市首相がICCを一貫して支持を表明
高市首相がICCを一貫して支持を表明

 こうして高市首相による演説が執り行われていた中で、特に日本として本命とも言えるこの提言に注目した方もきっと多かったと思います。

 その提言とは、今世界の矢面(やおもて)に立たされているICC(国際刑事裁判所)についての言及です。😨

 今このICCについての詳細は語れないのですけど、実に世界平和と秩序の維持・安定化を目的とする国際司法機関として2002年に設立された独立団体で、これまでも世界に著しい苦境をもたらす国家犯罪者の逮捕や、取り締まりの強化へと結び付ける裁きの場として貢献している組織団体です。👮

 ただICCは通常の警察組織とは異なり、あくまでローマ規定による法の裁きを前提とする司法組織で、現実的な刑の執行までの関与がいたって難しいことや、国連に比べICCを組織する国の数が圧倒的に少ないことなどから、実務的な法による裁量権をどこまで浸透できるかという課題もくすぶり続けているようです。😔

 そしてこの難題が克服できないまま、今ICCが創立後初の存続危機に瀕する事態になっている状況を鑑みていることが、今回首相の発言の中にしっかりと表れていたと感じ取れました。🧠

「ICCを一貫して支持する」

 首相が発したこの言葉は我がことながら、率直に沸き起こる安心感と懐の深さを改めて心に刻み込んでくれたかのようでした。💘

 なぜならこの心意気の言葉こそ、過去の大戦時代に敗北した故日本軍国主義とは真逆の「現代の日本の想い」そのものであり、あの時を憂い耐え忍んだ"どん底の反省"が言霊となって響いたと思えるからです。💓

米国から制裁勧告を受けたICC赤根智子所長の会見
米国から制裁勧告を受けたICC赤根智子所長の会見

 でもここでどうしても、日本人の一人として疑問に感じてしまうことがあります。

 それは「支持する」と「守る」は同義語ではないということです。

 もし「支持する」イコール「賛成」「同意」のような、単なる挙手や旗振り程度の意味合いだったとしたら、きっと多くの庶民にはただの口先だけの言動だったと割り切ることになるでしょう。

 とは言えこの言葉の直前に「一貫して」という語彙をまとっていることから、いずれにせよ永続的・普遍的な意味合いは間違いなく示されているはずです。

 それにしてもICCの赤根智子所長が今米国による制裁対象となったことと、その以前からICC関係者への制裁が進行していたという状況を踏まえると、過去の大戦で勝利した大国からみたICCの存在は、これまで築いてきた自国の権威・名声・力量を無視しているかのごとく、やっかみの対象になりがちなのも仕方のないことかもしれません。

 更に酷な言い方をすれば、ICC本来の存在価値は同じ価値観を共有した世界線上でなければその威力を発揮できないという、現代において致命的とも言える欠陥があるということです。

 その最たるものが現在の実情であることは言うまでもなく明らかで、ICC設立前からこうなる場面を想定しこうした現状に対処する術を持つべきだったと、我がことのごとくただただ憔悴の念に駆られてしまうばかりです。

 もちろん人類全体が安らかな日常を獲得するための理想郷を創造できるICCの存在は絶対であり、この理解の常態化が前提の世界であれば今もなお何の問題も起きなかったはずです。

 ただ奇しくもこれがこの世界の現実。。。

 これに関する続きは改めて別記事として公開したいと思うんですけど、兎にも角にも今のICCのままではいずれ世界中から存在価値を失ってしまうかもしれないという、漫然とした危機感に囚われてしまいそうになるのです。

 かと言ってもし仮に今のICCをこのまま存続させるために、日本を含め世界から守ってもらおうとしているのであれば、それもまた筋違いのように感じてしまいます。

 それはICCだからこその潔癖な立場ゆえにどの国よりも堅牢で誠実で清純な、ある意味この世界とは"別次元の存在"であり続けなければならないものだから。。。

 いつしかICCの本質が世界の隅々にまで真の理解をもたらすことができた時、ようやく本来の姿が見出されていくのかもしれません。。。

 今回なぜ高市首相があえて「守る」という言葉を使わなかったのか、これがICCの行く末に対する一つのヒントになりそうな気がして止みません。。。