いよいよ日本の新しい宇宙基幹産業が本格始動ですね

2026/06/16 08:00 公開

半年ぶりに復活したH3ロケット6号機打ち上げへ
半年ぶりに復活したH3ロケット6号機打ち上げへ

 2026年6月12日午前9時53分、種子島宇宙センターから打ち上げられた日本のH3ロケット6号機が、あたかも当然であるかのように無事ミッションを遂行したことは、すでにご存じの方も多いと思います。🚀

 昨年末の8号機打ち上げ失敗の報道から約半年あまりが過ぎて、この時を日々待ちわびていたロケットファンの方々にとっては、これまでにない爽快な感動に心を打ち震わせたことでしょう。💘

 また何よりこのミッションに携わったすべての関係者の方々におきましては、今回のご功労・ご尽力への深い感謝の意に耐えませんし、今後も世界に対する利権・覇権ではなくあくまで"信用・信頼"の獲得という観点で、引き続き性能・安全性等の維持・向上に万進されることを切望しています。💖

 個人的には半年という歳月を少々長かったように感じてはいたものの、今回打ち上げられた6号機が補助ロケットを搭載しない30形態による未知のミッションだったこともあり、技術的な検証段階にかなりの時間を要していたことと、8号機の失敗により更なる完成度が求められたためと推察しています。🧐

 でもその甲斐あって、6号機の打ち上げシーンを観ていてもリフトオフから軌跡が見えなくなるまで、全く不安感を抱くことなく安定してすべて順調な状況に見て取れたことで、そこはかとなくこれから日本の宇宙への新鮮な息吹を感じないではいられませんでした。🥰

推進補助ロケットのないH3新機体のメインノズル
推進補助ロケットのないH3新機体のメインノズル

 ところで突然なんですけど、H3の3の意味をご存じですか。🤔

 この画像は今回のH3ロケット6号機のメインロケット部分を拡大したもので、ここに3基のノズルが見えているようにこの数字はメインロケットのエンジン数を表しています。👌

 ちなみに以前のH2ロケットはメインエンジン2基に補助ロケット搭載仕様だったんですけど、メイン3基のH3になって初めて補助ロケットなし(30形態)でも自重を持ち上げ、宇宙脱出速度に達する性能にまで高めることに成功しています。💪

H3ロケット5号機までは補助ロケット2基の22形態
H3ロケット5号機までは補助ロケット2基の22形態

 それでもH3ロケット5号機までは、補助ロケットを2基搭載してほぼ安定してミッション成功を収めてきたんですけど、次なる30形態としての6号機開発ミッションが遅れていたことと、政府機関からの高度な確実性が求められる打ち上げミッションにより、H3ロケットとしては初の補助ロケット4基を搭載した24形態の7号機が打ち上げられることになりました。🗾

 人工衛星によっては通常軌道よりもさらに高度な軌道を周回するものもあって、そうした軌道に到達させるためには推進力もそれに応じた高出力が必要になることから、補助ロケット最大搭載容量4基によるミッションも実施され、ロケット本体も飛翔中に加わる高荷重・高負荷に耐えられる構造になっています。🔨

H3ロケット7・8号機は補助ロケット4基の24形態
H3ロケット7・8号機は補助ロケット4基の24形態

 そんな中7号機に続いて同じ24形態で限界まで性能を高めたあの8号機による打ち上げ失敗は、これまで好調だった宇宙開発における日本の威信喪失にも直結する事態となってしまったというわけなんです。😱

 それから半年の歳月が流れ、推進力最小の30形態による6号機の打ち上げミッションが成功したという事実は、再びこれまでの日本宇宙技術の威信が復活しただけでなく、打ち上げ費用を通常の半分程度にまで抑えることができる可能性を秘めた、日本の新たな宇宙基幹産業の樹立に大きく近づけた希望あふれるものでもありました。🤗

 こうして今後は今回の30形態とこれまでの22・24形態を使い分けながら、衛星の規模や達成条件に応じた打ち上げミッションが適宜行われていくことになるでしょう。🌏

 さていよいよ日本でも、本格的に新しい宇宙ビジネスの幕が開きそうな予感。。。

 そして次なるあの民間ロケットの復活も待ち遠しい限りです。。。